※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。
山札の最後の一枚を引いた。置いてあったカードの束が、なくなった。
あれ、これでもう負け? まだワザを使っていいの?
ここ、最初は迷うよね。ポケモンカードゲームの公式Q&Aは、山札がなくなった時点では負けにならず、自分の番の最初に一枚を引けなくなった時点で負けになる、と説明しています。
最後の一枚を「引けた番」と、そのあと一枚を「引けない番」は別なんです。
今回は、山札が少なくなった対戦の終盤を、番の順序で見てみよう。手札がなくなった場合、カードの効果で山札を引く場合、サイドを取り切る場合も分けて考えます。対戦を始める道具には、四つの60枚デッキが入った日本語版の「バトルアカデミー」を候補にします。
もうデッキを持っている人は、それを使って確認して大丈夫。新しい商品を買うことより、今どのタイミングなのかを一つずつ見る話です。
最後の一枚を引けたなら、その番はまだ続く。空の山札だけで片付けないで
まず、山札が一枚残っている場面を、説明用に考えてみよう。ほかの勝敗条件は、まだ起きていないものとします。
自分の番が来たら、最初にその一枚を引き、手札へ加えます。すると山札はゼロ枚。でも、番の最初の一枚は引けています。
だから、その時点で山札切れによる負けにはなりません。
おお、最後の一枚を手札へ持ってきたところで、即終了ではないんだね。ここを分けると、手札のカードをどう使うか、その番にワザを使えるかを考える余地が残ります。
バトルアカデミーの公式な番の説明も、最初に山札の一番上から一枚を引き、そのあと自分の番にできることを進める順です。山札の束があるかどうかだけでなく、「最初の一枚を引く」動きができたかを見るんです。
その後、自分の番を終え、相手の番へ進みます。相手の番の間も、自分の山札が空というだけで、ただちに負けを宣言するわけではありません。
ほかの勝敗が決まらず、また自分の番が来たとき。その最初に引く一枚がないなら、そこで山札切れによる負けになります。手札が何枚残っていても、その一枚を引く代わりにはできません。
| 場面 | 山札切れだけを理由にした判定 |
|---|---|
| 番の最初に、残っていた最後の一枚を引いた | その時点では負けではない |
| 自分の番の途中、効果で残りを引き切った | 空になった時点では負けではない |
| 自分の山札が空のまま、相手の番になった | 空というだけでは即負けではない |
| 次の自分の番の最初に一枚を引けない | その時点で負け |
この表は、ほかの勝敗条件が同時に関わらない場合の、山札切れの確認です。サイドや場のポケモンで先に決着する場面は、次の節でも分けて見ていきます。
番を終える宣言にも、順番があります。公式の説明は、使えるワザがない場合や使いたくない場合に、相手へ伝えて番を終える方法を案内しています。でも、番の最初に引く一枚まで、引きたくないから飛ばせるという意味ではありません。自由に終えられる部分と、最初にすることを混ぜないでおこう。
家で覚えるときは、最後の一枚を引く動きと、次の番に空の場所へ手を伸ばす動きを、別々に置いてみよう。頭の中で全部を「山札ゼロ」にまとめるより、手の動きで違いをつかみやすくなります。
ただし、実際の対戦で、勝手に山札を減らして練習場面へ変えないでね。説明用の場面を作るなら、対戦とは別に用意します。きちんと一戦する時間と、ルールを確かめる時間を分ける提案です。
番の順序を手元で確認できる、4デッキ入りバトルアカデミーを見る
効果で三枚引くのに二枚しかないときは?「番の最初」と「カードの処理」を分けよう
次は、自分の番の途中に、カードの効果で山札から引く場面です。
たとえば、ほかに条件がない単純な「カードを三枚引く」という効果に従うとき、山札が二枚だけだったらどうなるか。これは枚数を分けて考えるための仮の例です。
公式の上級プレイヤー用ルールガイドは、説明文で指定される数より対象が少ない場合、指定された数に最も近い数を適用する、と説明しています。この例なら、残っている二枚を引きます。
三枚目がないから、別の場所から一枚を足して三枚へそろえるわけではありません。サイドのカードを勝手に加えたり、トラッシュを山札へ作り直したりもしないこと。カードに書いていない作業を、枚数合わせのために足さないんだね。
この処理で山札が空になっても、自分の番の最初に一枚を引けなかった場面とは違います。今の番の途中での処理と、次の番の最初の確認を分けます。
一方、山札が十分あるのに、次の番のため一枚だけ引かないでおこう、と自分で枚数を減らすこともできません。ガイドは、指定された数を任意に小さくできないことを基本として説明しています。「三枚引く」と「三枚まで引く」は、同じ言い方ではないよね。
カードを使う前には、引ける枚数だけでなく、どの文章で処理するかを見る必要があります。引く前にすること、そのあとにすること、条件として書かれた言葉を、ひとまとめに飛ばさないようにしよう。
また、山札が空でも、どんな特性も自由に使えるという意味ではありません。公式ガイドは、山札が一枚もないとき、Nのゾロアークexの特性「とりひき」は使えない例を挙げています。これは別のカードの例で、バトルアカデミーへの収録を紹介しているわけではありません。
従えない部分があるときの一般的な扱いと、個別の条件で使えない場合があることを両方知っておこう。「空になっても即負けではない」を、「何のカードでも使える」まで広げないのが大事なところです。
さらに、「山札から引く」と「山札から条件に合うカードを選ぶ」も、別の動きです。引く場合は、上から指定の枚数を手札に加えます。好きなカードを探して選ぶ作業へ、読み替えないでね。
選ぶ効果なら、その条件や選べる枚数、山札を切る指示をカードとルールで確かめます。引く・選ぶ・手札へ加える、という言葉は、似ていても処理が同じとは限りません。新しいカードで迷ったら、そのカード名と効果の文を公式Q&Aへ持っていこう。
確認先を選ぶときも、山札という一語だけより、カード名と、使いたい効果の名前を合わせると探しやすくなります。似た名前のカードでも効果が違う場合があるので、手元のカードの文章まで照らし合わせよう。
最初からすべての例外を暗記しなくても大丈夫。まず今使おうとしている一枚の文を読み、番の最初のドローと区別する。そこから確認する範囲を広げられます。
基本の番をガイド付きで練習する、バトルアカデミーの内容を見る
山札は空でも勝てる番がある。手札ゼロと、サイドの決着も分けて見よう
山札が空になったから、もうこの番にできることはない。そう思って片付けるのは、少し待って。
公式Q&Aには、自分の山札がなくなったその番に、相手のポケモンをきぜつさせ、自分のサイドをすべて取った場合は自分の勝ちになる、という説明があります。同じく、相手が次のバトルポケモンを出せなかった場合も、自分の勝ちです。
山札が空になったことより先に負けを決めるのではなく、実際に勝敗条件が成立した場面を見るんだね。
たとえば、その番の最初に最後の一枚を引けていて、使えるワザがある場合。ワザを使ってサイドを取り切れる状況なら、空の山札を理由にその手前で対戦を終える必要はありません。これは条件を説明する例で、その場のカード効果やきぜつの処理を省略してよいという意味ではありません。
反対に、次の自分の番の最初に引けなかった場合は、残りの手札で逆転したいと思っていても、まずその時点の勝敗が決まります。カードを使ってから、最初の一枚を引くか考える順番にはしないでね。
特殊状態も、最初の一枚を引くかどうかとは分けます。公式Q&Aは、バトルポケモンがねむり・マヒ・こんらんでも、プレイヤーは番の最初に山札を引けると説明しています。状態がかかっているのはポケモンであって、プレイヤー自身ではないんだね。ポケモンが動けないように見えても、山札を引く手順を止める理由にはしません。
手札がゼロの場合はどうでしょう。手札と山札の場所を入れ替えて考えないこと。公式Q&Aは、手札がなくなっても対戦は続き、次の自分の番の最初に山札から一枚を引いて、そのカードを使って進めると説明しています。
手に持っているカードがないことと、山札から引くカードがないことは、違うんです。
場のポケモンや付いているエネルギーも、それだけで全部なくなるわけではありません。今、何がどの場所に残っているかを見よう。「カードがない」とだけ言うと、手札、山札、ベンチのどれの話か分からなくなります。
公式ガイドが示す基本的な負けの条件には、相手がサイドを取り終えた場合、自分の場のポケモンが一匹もいなくなった場合、自分の番の最初に山札を引けなかった場合があります。山札の残数だけで全体の勝敗を先に決めず、場とサイドも見る理由がここにあるんだね。
同時に複数の勝敗条件が関わる場合は、別の判定になります。公式ガイドには、双方が同時に条件を満たす場合の表もあります。大会で迷ったら、自己判断でカードを片付ける前に、ジャッジへ状況を伝えてください。この記事の単純な例を、すべての複雑な場面への答えにはしません。
友達との練習なら、「今は何がゼロなのか」を具体的な場所で確認するだけでも進めやすくなります。手札がゼロ、山札がゼロ、ベンチがゼロ。それぞれを同じ負けの言葉にまとめず、どのタイミングにどの条件があるかを見る練習です。
山札・手札・サイドの場所を確認する、プレイマット付きセットを見る
手元で覚えるなら、一戦と確認の時間を分けよう。4デッキの中身も照合してね
ここまでを手元で確かめるなら、すでに持っているデッキとプレイマットを使えます。まだ一式がない人には、日本語版のバトルアカデミーが候補です。
公式商品情報で確認できるのは、ニャオハex、ピカチュウex、ルカリオex、ゲッコウガexの四つのデッキ。どれも60枚です。四つまとめて一人の240枚デッキとして使うのではなく、対戦ごとに使うデッキを選びます。
あ、四つ入っているから、四人一斉の対戦用という意味でもないんだね。公式の商品説明は、一人が一つのデッキを使い、対戦のたびに使うデッキを替えて遊べるセットとして紹介しています。
同梱品には、コイン一枚、厚紙製のダメカンとどく・やけどマーカー、プレイマット一枚、はじめてガイド二冊、ステップアップガイド一枚などがあります。カード以外の置き場所や道具も、合わせて用意できる候補です。
はじめてガイドは、説明に沿って基本を覚える入口。対戦に慣れてきたら、ステップアップガイドでも確認できるという公式の案内です。動画版のガイドも公開されていますが、この記事で実際に再生して対戦を試したレビューではありません。
山札切れを確かめるだけなら、長い一戦で偶然その場面が来るのを待たなくても、対戦の外で説明用の配置を作れます。一枚残す、最初に引く、空の状態と手札を指で示す。そのあと、次の番の最初に引けない場面を別に確かめる方法です。
その配置で本番の勝ち負けを数えず、確認が済んだらデッキを元へ戻して、公式の対戦準備から始めよう。途中で枚数を変えた山札を、そのまま普通の対戦の続きにしないことも、相手と同じ条件で遊ぶ準備になります。
片付けるときは、各デッキを一つずつまとめるのがおすすめです。公式の同梱品には、おかたづけデッキバンド四個、おかたづけボックス、仕切り板もあります。練習用に分けたカードを戻し忘れないよう、使ったデッキを確認してからまとめよう。
似た名前の「いつでもどこでも バトルアカデミー」は、公式ではニャオハexとピカチュウexの二デッキの商品です。四デッキのセットと、同じ内容だと考えて注文しないでね。商品名だけでなく、デッキ数と付属品を見ます。
今回確認した楽天の販売ページは、四つの60枚デッキと、上記のガイドやプレイマットを記載した商品でした。価格、送料、納期は購入時に確認してください。遊び方を覚える商品としての紹介で、収録カードが今のあらゆる大会でそのまま使えるという保証ではありません。大会へ持ち込むときは、その大会の現行レギュレーションも別に確認します。
出典は、公式Q&Aの山札に関する説明、番の公式ガイド、上級プレイヤー用ルールガイド、セットの公式商品情報です。
最後の一枚を引いたとき、束が消えるから、つい終わりだと思ってしまう。でも、引けた番と引けない番は別でした。
次に山札が少なくなったら、まず今どのタイミングかを見よう。最初の一枚を引けた? それとも、次の自分の番で引けない? そこが分かると、残りの一手を、ルールに沿って考えられるよ。