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デッキを置いて、七枚引いて、いよいよ対戦!
……と思ったら、最初に出せるポケモンがいない。
ポケモンのカードはあるのに、左上には「1進化」。これ、そのまま出していい? もう一枚だけ引いて探してもいい?
ここは、最初の手札を引き直す場面です。公式の基本ルールでは、手札にたねポケモンが一枚もなければ、相手に確認してもらい、手札すべてを山札へ戻して、山札を切るところからやり直します。七枚に一枚ずつ足し続ける方法ではないよ。
この記事では、紙のポケモンカードゲームの通常の対戦準備を扱います。公式の基本ルールとQ&Aを読みながら、自分だけ引き直すとき、両方が引き直すとき、その後に引いたたねポケモンを出すときまで整理しよう。実際の対戦体験や子どもの反応を作った紹介ではありません。
練習用の商品例は、四つのデッキが入った「バトルアカデミー」。既に手元にデッキがあるなら、それで確かめられます。付属のはじめてガイドで練習する場合は、そのガイドの進め方を優先してね。ここでは、通常ルールで準備するときの迷いへ答えます。
七枚を見たら、「ポケモンがいる?」より先に「たね」を探そう
最初のチェックは、手札にポケモンのカードが何枚あるかだけではありません。バトル場へ出せる「たねポケモン」がいるかです。
強そうな進化ポケモンが何枚あっても、それだけで最初の一匹を出せるわけではないんだね。「1進化」「2進化」と書かれたカードを見つけたら、そのままスタート用に置かず、たねの表示を探そう。カード名の派手さやHPの大きさだけで選ぶと、ここを飛ばしてしまいそうです。
説明用に、七枚の中身を種類だけで考えてみます。1進化が二枚、2進化が一枚、エネルギーが二枚、トレーナーズが二枚。ポケモンは三枚あるけれど、たねポケモンはゼロ。この場合は手札の引き直しへ進みます。特定商品の実際の初手や収録割合を示す例ではありません。
一方、たねポケモンが一枚いて、エネルギーが一枚もない手札ならどうでしょう。この理由だけで、たねがいないときの引き直しにはできません。ワザをすぐ使えそうかと、対戦を始めるたねポケモンがいるかは、別の判断です。
ああ、好きな七枚になるまで選び直すルール、ではないんだ!
この違いが分かると、最初の確認が短くなります。たねがいるなら、その中からバトル場の一匹を選ぶ。いなければ、勝手に一枚追加せず相手へ伝える。まだ、エネルギーをつけたり、トレーナーズを使ったりする自分の番は始まっていません。
通常の準備は、じゃんけんに勝った側が先攻か後攻を選び、よく切った自分のデッキをウラにして山札へ置き、上から七枚を手札にする流れです。相手の手札と混ぜず、それぞれ自分の山札で進めます。四つのデッキ入り商品でも、四つを一つの大きな山札にするわけではありません。一人が一つ、六十枚のデッキを使います。
手札のオモテは、普段は相手に見えないように持ちます。引き直しで見せるのは、たねがいないことを確認してもらうため。対戦中ずっと手札を公開しておく、という意味ではないよ。
初めてなら、手元のカードで「たね」「1進化」「2進化」の表示を一度探しておくと、七枚を持ったときに見る場所が分かります。デッキを強く改造する前にできる、小さな準備です。特別な説明文を持つカードの扱いで迷った場合は、そのカード名の公式Q&Aを確認してね。
たねがゼロなら、全部戻して七枚。気に入ったカードだけ残さないよ
たねポケモンが一枚もなかったら、まず相手にその手札を見せ、いないことを確かめてもらいます。それから手札をすべて山札へ戻し、山札をよく切って、改めて七枚を引きます。
ここで「このカードは欲しいから二枚だけ残して、五枚交換」はしません。戻すのは、いま持っている手札全部。引き直す枚数は七枚です。最初の七枚を持ったまま、たねが出るまで一枚ずつ追加していく方法とも違います。
戻す場所も山札です。トラッシュへ置いてから、新しい七枚を引く手順ではありません。置き場が近いと動かし間違えそうなので、慣れるまでは「手札を山札へ戻す」と確認しながら動かしてみよう。
そして、引き直した七枚にもたねがいなかったら?
もう一度、同じ確認と引き直しをします。公式Q&Aは、たねポケモンが手札に来るまで、何回でもやり直すと答えています。「三回目なら1進化でもいい」「次は山札から好きなたねを探していい」という省略ルールへ変えないでね。
何度も戻していると、対戦を待っている相手に悪いかな、と考える人もいるかもしれません。でも必要な引き直しは、通常の準備の一部です。慌てて手札を隠したまま戻すより、ないことを確かめてもらい、何回やり直したかも共有するほうが、その後の追加ドローを整理できます。
説明する言い方なら、「たねポケモンがいないので、手札を確認してもらってから引き直します」で十分です。これは本文で作った説明用の言い方で、実際に誰かが話した会話ではありません。長く説明しようとせず、いま何をするかを伝えれば大丈夫。
回数のメモをするなら、カードとは別の紙へ、自分と相手の欄を作る方法もあります。公式にこのメモ用品が指定されている、という話ではなく、家で練習するときの工夫です。山札やサイドの中へ目印のカードを足したり、デッキの内容を変えたりせずに確認できます。
なお、引き直しがあったからといって、先攻・後攻を毎回じゃんけんで決め直すわけではありません。公式Q&Aも、順番を決めるじゃんけんは対戦準備の一度だけ、と説明しています。やり直す対象を広げすぎず、手札と山札の準備を進めよう。
たねが来たら、ようやく最初の一匹を置く段階です。「やっと出た!」の勢いでオモテにして置く前に、通常の準備ではバトル場へウラで出すことも思い出してね。
相手は何枚引ける?「二人とも同じ回数」と「差がある回数」を分けよう
自分の引き直しが終わると、次に迷いやすいのが相手の追加ドローです。「一回引き直したから、自動的に相手へ一枚渡す」と覚えると、二人とも引き直した場面で混乱します。
まず、自分はたねがいて、相手だけが一回やり直した場合。自分は相手の手札を確認し、サイドを置くところまで準備します。相手もそこまで準備し終わった後、自分の山札から一枚を手札へ加えることができます。
相手の山札から一枚もらうのではありません。自分が使うデッキの山札から引くよ。そして、引くのは任意です。公式Q&Aは、必ず引かなくてはいけないわけではない、と答えています。
二人ともたねがいなかった場合は、お互いに手札を見せ合い、山札へ戻して、山札を切るところからやり直します。同じ回数やり直した分について、二人がそれぞれ追加で一枚ずつ引く、とはしません。
片方が多くやり直したら、その回数の差を見ます。公式Q&Aでは、相手がやり直した回数から自分がやり直した回数を引いた分、という説明になっています。自分のほうが多くやり直したのに、負の枚数を引く、という話ではありません。少ない側が、差の分まで引けると考えよう。
| 自分の引き直し | 相手の引き直し | 追加で引ける側と上限 |
|---|---|---|
| 0回 | 1回 | 自分が1枚まで |
| 1回 | 1回 | 追加なし |
| 1回 | 3回 | 自分が2枚まで |
| 3回 | 1回 | 相手が2枚まで |
これは、公式の回数の考え方を整理した説明用の例です。三回と一回を足して四枚、ではなく、差の二枚。その位置関係が一度分かると、メモの数字も使いやすくなります。
引ける上限が二枚なら、二枚が強制なのではなく、その範囲で引く枚数を決めます。追加のカードを一枚ずつ確認してから次を引くか決めるのではなく、引く枚数を決め、まとめて引く基本ルールの案内に従ってね。
もう一つ、引くタイミングも大事。相手が引き直している途中に、そのたび一枚ずつ自分の手札を増やす、と先走らず、双方がサイドまで準備し終わった後に整理します。まだ通常の自分の番の最初ではありません。
回数が食い違って分からなくなったら、そのまま何となく一枚足さず、どこまで確認できたか二人で止まって確かめよう。大会なら自己流の解決を作らず、その場のジャッジへ確認します。ここでは大会のペナルティを独自に決める説明はしていません。
追加でたねを引いた!最初の一匹を入れ替えるのは待って
相手の引き直しによる追加ドローで、たねポケモンが来た。さっき置いた一匹より、こちらで始めたい。そんなときは、バトル場のカードを持ち上げる前に確認しよう。
公式Q&Aでは、対戦準備で一度バトル場へ置いたポケモンを、別のポケモンに入れ替えることはできないと説明しています。追加で引いたたねポケモンを、最初の一匹と交換することもできません。
ただし、ベンチへ出すことはできます。出さずに手札へ残しても構いません。初めの一匹を選び直す操作と、空いているベンチへ別のたねを増やす操作を分けるんだね。
通常の準備では、最初のたねポケモンをウラにしてバトル場へ置き、ほかのたねがいれば、ベンチにもウラで出せます。ベンチは五匹まで。手札に複数いるからといって、全部を必ず出すわけではありません。
その後、山札の上から六枚を、オモテを見ずにサイドへ置きます。サイドは、相手に配るカードでも、最初の手札へ加える六枚でもありません。対戦の中で取っていく、自分の別の置き場です。山札とサイドを置いた後は、特別な指示がないのに中身を見たり、順番を並べ替えたりしません。
置き場所が混ざりそうなら、プレイマットの表示を一つずつ確かめよう。「手札七枚」「サイド六枚」と数字だけ暗記するより、何をどこへ動かしたかが見えるほうが、途中で迷ったときに戻れます。
追加ドローなどを含む双方の準備が終わったら、場のポケモンをオモテにして対戦が始まります。先攻のプレイヤーから、自分の番を進めます。
ここで、開始時の七枚と、番の最初に引く一枚を混ぜないでね。バトルアカデミーの公式「あそびかた」も、自分の番が来るたびに山札の上から一枚を引き、手札に加えると説明しています。相手の引き直しで追加のカードを引いていても、それが自分の番の最初の一枚の代わりになるわけではありません。
準備中に追加で引いたたねを出さずに残した場合も、その後の自分の番にベンチへ出せます。今すぐ出すしかない、と思わなくて大丈夫。まずは、対戦準備と自分の番の境目を見えるようにしておこう。
一回目は準備だけ練習してもいい。四デッキ入りと二デッキ入りも見分けよう
最初からワザ、進化、特殊状態まで、一気に全部覚えるのは大変。家での練習なら、今日は「通常の手順で対戦を始められる」ことを一つの目標にしてもいいと思います。
練習用に、七枚にたねがいる場面と、いない場面を種類で並べて考えるなら、それはルール確認用の例として行います。実際の対戦の山札を好きな順番に積んだまま、通常のシャッフルをした対戦だと扱わないでね。説明する時間と、本当に山札を切って始める時間を分けよう。
商品をこれから用意するなら、今回のリンク先は「バトルアカデミー」の四デッキ入りです。公式内容は、ニャオハex、ピカチュウex、ルカリオex、ゲッコウガexのデッキが各一個、各六十枚。一人一個を選ぶので、四人が同じ一対一の場へ同時参加するルール、という意味ではありません。
プレイマット、ポケモンコイン、厚紙製ダメカンとどく・やけどマーカー、はじめてガイド二冊、ステップアップガイド一枚なども含まれます。対戦の置き場とガイドを一緒に用意したい人には、候補にしやすい構成です。個別に道具を揃える前に、手元にあるものと重なるか見てね。
名前がよく似た「いつでもどこでも バトルアカデミー」は、ニャオハexとピカチュウexの二デッキ入りです。こちらに、四デッキ版のルカリオex・ゲッコウガexや同じ付属品が全部入る、と読み替えないようにしよう。注文するときは、商品名の「いつでもどこでも」の有無と、内容欄のデッキ数まで確認します。
付属ガイドの全ページや商品を実際に使った結果は、ここでは確認していません。子どもなら何分で覚えられる、どちらのデッキが必ず勝ちやすい、といった約束もしません。通常ルールの準備を知るために、公開されている公式説明を使っています。大会参加を目的にするなら、収録カードをそのまま使えるかは、参加する大会の現行レギュレーションを別に確かめてください。
ルールと商品内容は2026年10月15日に確認しました。公式の基本ルールと対戦準備のQ&A、バトルアカデミーの商品内容も、迷ったところで開けるようにしておこう。販売価格や在庫は、注文時の表示を確認してね。
さて、七枚を持って止まっていたところへ戻ります。
たねはいる? いなければ、相手に確かめてもらって、全部戻して七枚。両方やり直したなら、回数の差を見て追加ドローを整理する。
そこまでできたら、最初のワザの話を始める前に、もう対戦の準備はぐっと進んでいます。好きなカードの出番を急ぎたくなるけれど、まず一匹を、正しい場所へ。二人でそこから始めようね!